日本料理アカデミー 東京運営委員会

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和食の魅力を東京から世界へ

世界に日本料理の普及活動をするとともに、伝統ある日本の食文化を次の世代に正しく継承することを目的とした日本料理アカデミー。その主な活動内容として、食育活動の推進、人材育成、海外への普及活動の3つがあげられる。世界的な日本料理ブームの中で、世界の人々に日本料理を正しく理解してもらうために日本料理のラボラトリーを開催するなど、多角的な活動を行なっているのだ。

そして2020年の東京オリンピックを目前に控え、日本料理アカデミーは東京の著名な料理人や料理関係者を招集し、2016年に満を持して東京運営委員会が発足された。国際色豊かなメトロポリス東京から、日本料理の魅力が世界へと発信されることになったのだ。

東京には、東京特有の食材が豊富にあることをご存知だろうか。東京の老舗店で腕をふるう江戸前の料理人たちが、江戸東京野菜の味を天ぷらや蕎麦など、それぞれ伝統の調理法で引き出し、現代のスタイルに合わせてその魅力を伝えていく。たとえば日本橋で三代続く割烹「日本橋ゆかり」の野永氏プロデュースした「江戸っ米プリン」。東京で唯一のジャージー牛を育てる磯沼牧場の濃厚牛乳を使用し、さらに町田のこだわり卵、八王子市高月町のお米を用いてつくり上げたオール東京産食材のプリンだ。こうした新しい料理は、江戸の食材を次の時代につなげたいという、江戸の伝統の料理を継承する料理人たちの想いがあるからこそ実現している。

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