江戸木目込人形 松崎人形江戸木目込人形 松崎人形

江戸木目込人形 松崎人形

【洋館2階・集会室】 現代美術家 舘鼻則孝 × 江戸木目込人形 松崎人形

江戸木目込人形 松崎人形

「江戸木目込人形」と「江戸節句人形」(江戸衣裳着人形)という2つの伝統的工芸品を手がける老舗「松崎人形」。

「幸一光(こういっこう)」という雅号で活動する三代目・松崎光正氏は、伝統技術を活かした人形づくりを行なっている。

桐の粉末を練った粘土を型に詰め込んで固めた胴体に溝を彫り、その溝に沿って布を押し込んで完成させる江戸木目込人形。

一方の江戸衣裳着人形は、頭部を木目込人形同様に型取りしてつくり、藁でできた胴体に縫製した衣装を着せ付けて製作する。

江戸木目込人形 松崎人形

今回、現代美術家・舘鼻則孝氏のチームと松崎人形とが協働で、会場となる旧岩崎邸庭園で飾られていた「岩崎家の節句人形」の画像資料の復元彩色に挑んだ。

モノクロ写真をもとに手彩色資料を製作した松崎光正氏のバトンを受け取った舘鼻氏のチームがデジタル彩色を施していく――。

節句人形の作り手として代々継承されてきた技術、歴史的知見を有する松崎人形の協力あってこその作品と言える。

江戸木目込人形 松崎人形

初代・松崎昭玉作「双葉雛」 吉徳資料室 蔵
昭和7年に製作された衣裳着のお人形。初代の作品としては、大正末〜昭和初期に手がけた「暫」も現存している。
展示協力:株式会社吉徳 吉徳資料室

江戸木目込人形 松崎人形

初代・松崎昭玉作「暫」 林 直輝 氏 蔵
展示協力:林 直輝 氏

江戸木目込人形 松崎人形

Anima
伝統的な技法を使いながらも、木目込の新しい可能性に挑戦したAnimaシリーズの犀(さい)。

江戸木目込人形 松崎人形

木目込見本帳
木目込人形の裂地(きれじ)の指示書。工房には膨大な量の裂地が保管されており、人形ごとに配色を決めていく。

江戸木目込人形 松崎人形

道具類
頭(かしら)から胴まで、総合的なモノづくりを行なう工房内には、彫刻刀、木べら、刷毛、目打ち、木目込へら、面相筆など、さまざまな道具が用意されている。

江戸木目込人形 松崎人形

鍾馗(しょうき)
頭師(かしらし)、望月瑞祥作の頭に合わせて胴を松崎人形で作成。明治期の人形店永徳斎の作品の写し。代々継承されてきた確かな技が光っている。

江戸木目込人形 松崎人形

原型制作
幸一光の個人工房の巻き藁。通常は加工途中の頭を置いたり、乾かすために使用するが、写真の巻き藁には参考資料なども刺さっている。

江戸木目込人形 松崎人形

江戸木目込人形 松崎人形(えどきめこみにんぎょう・まつざきにんぎょう)
1921年創業の松崎人形は、節句人形を手がける老舗。現在は、三代目となる松崎光正氏の雅号である「幸一光(こういっこう)」をブランド名として伝統の技術を活かしたさまざまな人形づくりを行っている。

Photo by GION


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