江戸切子 華硝江戸切子 華硝

江戸切子 華硝

【洋館1階・サンルーム】 現代美術家 舘鼻則孝 × 江戸切子 華硝

江戸切子 華硝

伝統的な紋様だけでなく、独自に考案した紋様を数多く発信している江戸切子の工房「華硝」。

今回のコラボレーション作品で用いられた紋様「米つなぎ」は、五穀豊穣への祈りを込めて、繁栄の象徴である稲穂に実る米をモチーフとしている。

江戸切子 華硝
江戸切子 華硝

米つなぎのカットは、視覚的な効果に優れ、素材としてのガラスを熟知している華硝ならではの紋様だ。

雷の光が稲穂を実らせる――。そう信仰されていたことから「稲妻」と呼ばれているという話もあり、作品のモチーフである「稲妻」と「米つなぎ」には親和性がある。

江戸切子 華硝
江戸切子 華硝

9枚のガラスプレートを並べて図案を見せている彫刻作品には、透明な箇所と背景に彩色をした箇所が存在し、カットされたガラスの反射を活かしたものとなっている。

江戸切子 華硝
江戸切子 華硝

飾り皿
3代目・熊倉隆行氏の作品。華硝独自の紋様である「米つなぎ」には、五穀豊穣、繁栄への願いが込められている。

江戸切子 華硝

大鉢
優雅な曲線ラインとシャープな紋様が対照的なアート性の高い器。2代目・熊倉隆一の作品。

江戸切子 華硝

花器
葡萄色の花器。縦長の形を採用した現代的なデザインとなっている。2代目の作品。

江戸切子 華硝

オールドグラス5
工程をわかりやすく伝えるため、オールドグラスの加工をプレーンから完成まで5段階に分けたもの。

工具類
江戸切子の製作に欠かせない道具であるグラインダー。華硝では、カットから磨きまでの工程を自社の工房で行なっている。

江戸切子 華硝

江戸切子 華硝(えどきりこ・はなしょう)
1946年の創業以来、常に前進し新しいものづくりにチャレンジし、現在では、国賓の贈呈品やサミットなどの国際会議などの記念品として選出されている工房。カットから磨きまですべて自社の工房で行っており、デザインもすべて職人が生み出している。

Photo by GION


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