進化し続けることを選んだ伝統工芸。進化し続けることを選んだ伝統工芸。

進化し続けることを選んだ伝統工芸。

華硝

2008年に開催された北海道洞爺湖サミットでは、国賓への贈呈品として選ばれた「華硝」の江戸切子。職人の高齢化と後継者不足の問題を慢性的に抱えている伝統工芸業界において、20代から40代の職人がメインプレイヤーとして活躍している華硝の工房は、見るからに活気にあふれている。

進化し続けることを選んだ伝統工芸。

10年には硝子文化のさらなる発展のために、職人が主宰する日本初の江戸切子スクール「HANASHYO’S」を開講。体験から職人育成まで、ニーズに応じて細分化されたコース設定により、新たな世代に江戸切子の技術と魅力を伝えている。若い職人が生み出すオリジナリティあふれるモダンな江戸切子は、伝統の枠に囚われない自由で新鮮な空気感を湛えている。

※「PEN」12月15日号より抜粋

進化し続けることを選んだ伝統工芸。