江戸の粋が味わえる、老舗若旦那が仕掛けたおいしさのための桐箱。

江戸の粋が味わえる、老舗若旦那が仕掛けたおいしさのための桐箱。

日本の食卓に欠かせない食材・海苔。“ごはんの友”というイメージが強いが、江戸料理の定番である蕎麦店では、“酒の肴”として愛されてきた。「焙炉(ホイロ)」と呼ばれる木箱に炭を入れ、じんわりと温めた焼海苔をわさび醤油でつまみながら、日本酒をチビチビやりつつ、最後はざるそばで〆る――、それが江戸っ子の粋な蕎麦店の楽しみ方とされている。

江戸の粋が味わえる、老舗若旦那が仕掛けたおいしさのための桐箱。

2019年に山本海苔店が発売した「焼きのり箱」は、そんな“江戸の粋”を自宅で楽しめる商品だ。炭を置いた木箱に、焼海苔を入れた中蓋を載せて蓋をして5分待てば、ほんのりと温かく、風味豊かな味わいが楽しめる。「山本海苔の定義する“おいしい海苔”は、口に中に入れたとたん、ふわっと味が広がる海苔。焼きのり箱で温めることによって、くちどけがよくなり、おいしさを感じやすいんです」と、焼きのり箱開発の仕掛け人である山本海苔店の若旦那・山本貴大さんは語る。

江戸の粋が味わえる、老舗若旦那が仕掛けたおいしさのための桐箱。

職人が一つひとつ手作りしたという桐箱には、山本海苔店の商標である“丸梅”の刻印、さらに上蓋には葛飾北斎が「富嶽百景」で描いた日本橋の魚河岸の風景があしらわれている。魚河岸で忙しく働く合間にもおいしいものを食べたいと、江戸っ子がかける“ひと手間”とともに発展してきた江戸料理。この桐箱でじっくりと温めた焼海苔は、そんな江戸の粋と気概を感じられる一品に仕上がるはずだ。

江戸の粋が味わえる、老舗若旦那が仕掛けたおいしさのための桐箱。