

【椎名切子】イマーシブな展覧会とのコラボで、葛飾北斎の世界を楽しめるアートボトルが誕生
2025.03.28
LIFE江戸切子とサンドブラストという、異なるガラス技法を掛け合わせたオリジナルブランドとして、2014年に誕生した椎名切子(GLASS-LAB)。
清澄白河で1950年に創業した椎名硝子の二代目・康夫さんが継承する平切子は、硝子を平面に研磨加工するという江戸切子の技術のひとつです。サンドブラストは、表面に研磨剤を吹き付けてすりガラス状に彫刻を施す技術で、三代目・康之さんはそのスペシャリスト。グラスの底面にサンドブラスト加工の模様を彫り、側面に美しい反射を生む平切子を施すことで、水を注ぐと万華鏡のように模様が広がるという革新的な商品を生み出しています。
中でも、国内外で人気が高いのが「北斎シリーズ」。稀代の浮世絵師・葛飾北斎の代表作「冨嶽三十六景」に登場する「浪裏」や「黒富士」をモチーフにしたぐい呑みやロックグラスは、数カ月待ちということもあるそう。
東急プラザ渋谷にて2025年2月1日(土)より開催中の「HOKUSAI : ANOTHER STORY in TOKYO」では、このふたつのモチーフを施した、深川蒸溜所による世界30セット限定のクラフトジンのスペシャルエディションボトルが販売されています。

「HOKUSAI × 深川蒸留所 Original Japanese Craft GIN SPECIAL LIMITED EDITION YUZU & AZUKI」 (2本セット)¥110,000
ボトルの上部と下部に平切子を施し、中央にサンドブラストで彫り込んだ「神奈川沖浪裏」と「山下白雨(黒富士)」のアートを、江戸切子の代表的なコーティングである「色被せ(いろきせ)」をあえて施さず、モノトーンで繊細に浮かび上がらせています。北斎の世界と現代の職人技とのコラボレーションを、ぜひ体感してみてください。