【技、きらり。「何が生まれる?展」表参道ヒルズでイベント開催!】【技、きらり。「何が生まれる?展」表参道ヒルズでイベント開催!】

【技、きらり。「何が生まれる?展」表参道ヒルズでイベント開催!】

2026年3月6日(金)から3月8日(日)までの3日間、匠の「技」に焦点を当てた展覧会「何が生まれる?展」を表参道ヒルズ 本館B3F 「スペース オー」にて開催しました。

本展は、江戸東京の伝統に根差した技術やノウハウを受け継ぐ江戸東京きらりプロジェクトに参加する43事業者が一堂に会し、職人の「技」そのものに光を当てる企画です。

【技、きらり。「何が生まれる?展」表参道ヒルズでイベント開催!】
会場内には5つの技のエリアと「何が生まれる?」を体験できる什器が並ぶ


本展では、江戸東京の伝統に根差した技術やノウハウを受け継ぐ事業者たちの“技”そのものを主軸に据えた展覧会として、本プロジェクトに参画する43事業者の技を、「削る」「染める」「組む」「描く」「育む」の5つのカテゴリーに分類しました。

【技、きらり。「何が生まれる?展」表参道ヒルズでイベント開催!】
何が生まれる?展のビジュアルイメージ


会場内の展示コーナーでは、「育む」「描く」「組む」「染める」「削る」の5つのカテゴリー毎にエリアを設定。会場に並んだ展示は、来場者が自ら引き出しをスライドさせて、その内部をのぞき込む体験型。上段には製品が生み出されるための原材料や道具、製造工程で出る廃材が展示され、下段の引き出しをスライドさせることで「そこから何が生まれるか?」を想像しながら、技の結晶である商品を鑑賞できる構成となりました。

【削る】
削るとは、
たったひとつを
選ぶこと。
無限の可能性の中から、
最も美しく、
最も機能的なかたち以外を
捨てること。
後戻りができない怖さを、
人間は知っている。
だからこそ、
その研ぎ澄まされた技の結晶に、
惹かれるのかもしれない。



会場の入り口近くに配置した「削る」エリアでは、5つの事業者の什器を展示。それぞれ異なる道具や素材を使い、削られることで、生まれる東京の宝に来場者は驚きの表情を浮かべていました。

【技、きらり。「何が生まれる?展」表参道ヒルズでイベント開催!】
「削る」エリア全体写真。


【技、きらり。「何が生まれる?展」表参道ヒルズでイベント開催!】
【技、きらり。「何が生まれる?展」表参道ヒルズでイベント開催!】
写真左:「よのや櫛舗」の展示什器。什器の上段に歯摺り棒と砥草。写真右:什器の扉を開くと「とかし櫛」が現れる。


【描く】
人間は、
完璧で正確なものだけを
愛するわけではない。
たとえ定規でまっすぐに
引かれた線であっても、
そこに確かに存在する
ゆらぎにこそ心が惹かれるのだ。
説明も、考察も、できない魅力。
あらゆるものが一瞬で
描けてしまう今、
あなたは何を感じるだろうか。



会場の奥に配置した「描く」エリアでは、9つの事業者の什器を展示。描くための道具や素材の展示、さらにそれを使う巧みの技により生まれた色彩は、見るものに新鮮な印象を与えていました。

【技、きらり。「何が生まれる?展」表参道ヒルズでイベント開催!】
「描く」エリア全体写真。


【技、きらり。「何が生まれる?展」表参道ヒルズでイベント開催!】
【技、きらり。「何が生まれる?展」表参道ヒルズでイベント開催!】
写真左:「金唐紙研究所」の展示什器。什器の上段に和紙と箔。
写真右:什器の扉を開くと「風炉先屏風(花と曲線文様 幾何学模様)」が現れる。


【組む】
イノベーション。
その本来の意味は、
「新結合」。

それは、組むということ。
大小様々な木片を組み合わせ、
見たこともない模様をつくる。
選び抜いた素材たちを縫い合わせ、
一生ものの逸品をつくる。
想像する力と、実現する技。
職人たちは今日も、
イノベーションを
起こしつづけている。



会場の側面に配置した「組む」エリアでは、13の事業者の什器を展示。多様な道具や素材の展示、そしてそこから命を吹き込まれた技の結晶に目を奪われる来場者が多くいました。

【技、きらり。「何が生まれる?展」表参道ヒルズでイベント開催!】
「組む」エリア全体写真。


【技、きらり。「何が生まれる?展」表参道ヒルズでイベント開催!】
【技、きらり。「何が生まれる?展」表参道ヒルズでイベント開催!】
写真左:「浅草前川印傳」の展示什器。什器の上段に仕立て道具一式。
写真右:什器の扉を開くと「印傳(パッチワーク印傳 ラージトート マルチカラー& スクエア マルチカラー)」が現れる。


【染める】
目にするだけで、
日本らしいと
感じる色がある。
物心がつく前から、
身の回りにあふれているからだ。
それを守りつづけてきたのは、
あらゆる生地や柄を
繊細に染め上げる
職人たちに他ならない。
言葉では表現し尽くせない
絶妙な風合いが、
この国の記憶をつくっている。



会場の中央に配置した「染める」エリアでは、5つの事業者の什器を展示。道具や、素材を使い、染めることで生まれる日本らしい色彩は、眼にする人の琴線に触れていました。

【技、きらり。「何が生まれる?展」表参道ヒルズでイベント開催!】
「染める」エリア全体写真。


【技、きらり。「何が生まれる?展」表参道ヒルズでイベント開催!】
【技、きらり。「何が生まれる?展」表参道ヒルズでイベント開催!】
写真左:「丸久商店」の展示什器。什器の上段に注染道具(ヘラとヤカン)。
写真右:什器の扉を開くと「浴衣反物 & 手拭(新江戸染 「団扇」&新江戸染謹製干支てぬぐい<ありとほし図>)」が現れる。


【育む】
つくったものを、
我が子と呼ぶ
職人がいる。
2 4 時間3 6 5 日。
温度や湿度に気を配り、
小さな変化も
見逃さないよう世話をする。
それは確かに、
命を育む行為そのものだ。
品質の中に個性が宿る。
同じものは二度生まれない。
あなたとわたしが違うように。



会場の入口付近に配置した「育む」エリアでは、7つの事業者の什器を展示。展示された道具や素材を使い、育まれた東京の宝は来場者に新鮮な印象を残しました。

【技、きらり。「何が生まれる?展」表参道ヒルズでイベント開催!】
「育む」エリア全体写真。


【技、きらり。「何が生まれる?展」表参道ヒルズでイベント開催!】
【技、きらり。「何が生まれる?展」表参道ヒルズでイベント開催!】
写真左:「日本橋 千疋屋総本店」の展示什器。什器の上段にマスクメロンの種。
写真右:什器の扉を開くとマスクメロンが現れる。


展示だけでなく会場では、匠の技を間近で体感できるプログラムとして、全12社が参加し、9件の「技の披露」及び9件のワークショップを展開。手仕事によって色を重ねる様子を、多くの来場者が間近で鑑賞しました。

【技、きらり。「何が生まれる?展」表参道ヒルズでイベント開催!】
【技、きらり。「何が生まれる?展」表参道ヒルズでイベント開催!】
写真左:技の披露【東京 高橋工房:「神奈川沖浪裏」 の摺り実演】
写真右:ワークショップ【伊場仙:伊場仙 いろどり(彩)塾)


【技、きらり。「何が生まれる?展」表参道ヒルズでイベント開催!】
【技、きらり。「何が生まれる?展」表参道ヒルズでイベント開催!】
写真左:ワークショップ【伊勢半:江戸の化粧風俗に触れる-紅点し体験】
写真右:技の披露【江戸組子 建松:組子細工~木と技で組み上げる、願いと祈りの幾何学模様】


さらに会場内の物販エリアでは、展示されている匠の技から生まれた製品を実際に手に取り、購入できる場を設けました。手ぬぐいや柿渋染めの座布団、江戸千住葱みそ、江戸切子のガラス器など展示や技の披露等を通じて製品の背景にある技術や工程を知った上で、実際に製品を手に取る来場者の姿が多く見られました。

【技、きらり。「何が生まれる?展」表参道ヒルズでイベント開催!】
写真:物販エリアでは多数の商品を販売。


会場内のみならず、表参道ヒルズ全体を「何が生まれる?展」がジャックし、表参道にお越しの方々に対して、本展覧会の開催の周知に一役を担いました。天候にも恵まれた3日間は盛況の内に、終わりました。

【技、きらり。「何が生まれる?展」表参道ヒルズでイベント開催!】
【技、きらり。「何が生まれる?展」表参道ヒルズでイベント開催!】
写真左:表参道ヒルズの屋外に何が生まれる?展の大型バナー
写真右:表参道ヒルズの屋外バナー


【ステートメント】
人間にしか生みだせないもの。
なんて、あるんだろうか。
そんな不安をよそに、
職人たちは技を磨く。
けっして流されない。
けれど、いいものをつくるためなら、
AIだって恐れず取り込む。
伝統を守ることは、
留まることじゃない。
時代とともに進化することだから。
100年を超えて。
完成を超えて。
磨かれつづけてきた技の結晶。
それは、東京の宝物。
あなたに見つけてほしい。
人間にしか生みだせないもの。
それはきっと、
あなたに愛されるものだから。

技、きらり。
何が生まれる?展