【宮本卯之助商店】太鼓の胴を使ったリプロダクトに挑戦！「The Curve」シリーズ

“文久元年(1861年)の創業以来、神輿や太鼓など祭に使用する製品を製造する宮本卯之助商店。江戸東京きらりプロジェクトに参画して以降、2022年3月に「森をつくる太鼓プロジェクト」を始動し、間伐材を活用した太鼓を制作・販売、その太鼓の音色を体感する「はじまりの森」イベントを実施するなど活動してきました。

この度「森をつくる太鼓プロジェクト」の一環として新たに、リプロダクトに挑戦した「The Curve」シリーズを発表。これまで課題視されてきた製造規格に達しない太鼓の胴（不要胴*）を活用し、あらゆる製品を製造するという取り組みが始まりました。

The Curveプロジェクトは、クリエイターや関心を持つ人たちと手を取り合い、製品として具現化していきたいと考え、今年1月には、フランスのプロダクトデザイナー ピエール・シャリエ氏と共同製作したスツール「Re-Taiko Stool 」が第一弾の製品として誕生しました。

リプロダクトの製作には、太鼓を仕上げるための「鉋掛け(かんなかけ)」の技をはじめ、「彫金」や「漆塗り」等々、宮本卯之助商店が約160年の歴史の中で守り、受け継いできた伝統技術が活かされています。木を無駄にしないという思い、職人の技、多様なアイデアが三位一体となって、今後もどのようなプロダクトが生まれるのか、どうぞご期待ください。

*くり抜いた木を使う太鼓の胴は、乾燥の過程で割れや歪みが生じ、製品化できないものがあります。その他、修復不可能なフシや虫食いのために太鼓になれなかった太鼓の胴を含む。

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森をつくる太鼓 The Curve特設サイト
https://www.miyamoto-unosuke.co.jp/moritsuku/the_curve/
The Curveコンセプトムービー
https://youtu.be/021caJpWgXw

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写真：©Michiharu Baba