【江戸東京リシンク展】<br>伝統産業×現代アートのコラボレーション作品を<br>重要文化財・旧岩崎邸庭園で一般公開【江戸東京リシンク展】<br>伝統産業×現代アートのコラボレーション作品を<br>重要文化財・旧岩崎邸庭園で一般公開

【江戸東京リシンク展】
伝統産業×現代アートのコラボレーション作品を
重要文化財・旧岩崎邸庭園で一般公開

【江戸東京リシンク展】<br>伝統産業×現代アートのコラボレーション作品を<br>重要文化財・旧岩崎邸庭園で一般公開

江戸東京リシンク展
江戸東京の伝統に根差した技術や産品などを新しい視点から磨き上げ、世界へと発信していく「江戸東京きらりプロジェクト」では、江戸東京の伝統ある技や老舗の産品といった「東京の宝物」の新たな価値を伝える展覧会イベントを実施しています。この度、現代アートの分野で国内外問わず幅広く活躍する現代美術家・舘鼻則孝氏を展覧会ディレクターとして招聘し、重要文化財にも指定されている旧岩崎邸庭園を会場として「江戸東京リシンク展 −旧岩崎邸庭園でみる匠の技と現代アートの融合−」を一般公開します。本展覧会は、江戸東京きらりプロジェクトのモデル事業者を舘鼻氏のコラボレーターとして迎え、「日本古来の伝統文化をみなおし、未来に向けて何を表現すべきか」という舘鼻則孝氏の創出プロセスである「Rethink(リシンク)」を起点として、歴史ある伝統産業の価値や魅力を新たなかたちで提案します。2021年より開催している本展覧会では、毎年新たに制作されるアート作品やモデル事業者が保有する貴重な歴史的資料が展示公開されます。会場となる旧岩崎邸庭園・洋館の内装には「金唐革紙(きんからかわし)」で装飾が施された部屋もあり、そのような工芸的な内装も展示作品と共鳴し、本展覧会の大きな魅力となっています。

【江戸東京リシンク展】<br>伝統産業×現代アートのコラボレーション作品を<br>重要文化財・旧岩崎邸庭園で一般公開

展覧会ディレクター 現代美術家 舘鼻則孝
1985年、東京都生まれ。東京藝術大学美術学部工芸科染織専攻卒。卒業制作として発表したヒールレスシューズは、花魁の高下駄から着想を得た作品として、レディー・ガガが愛用していることでも知られている。現在は現代美術家として、国内外の展覧会へ参加する他、伝統工芸士との創作活動にも精力的に取り組んでいる。作品は、ニューヨークのメトロポリタン美術館やロンドンのヴィクトリア・アンド・アルバート博物館などに永久収蔵されている。

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前年の「江戸東京リシンク展」展示風景
写真は小石川後楽園を会場として、2023年に一般公開された「江戸東京リシンク展」の展示風景。現代美術家 舘鼻則孝と江戸東京きらりプロジェクトのモデル事業者のコラボレーション作品。

過去の「江戸東京リシンク展」は、こちらのリンクよりご覧いただけます。
https://edotokyokirari.jp/exhibition/

【江戸東京リシンク展】<br>伝統産業×現代アートのコラボレーション作品を<br>重要文化財・旧岩崎邸庭園で一般公開

重要文化財 旧岩崎邸庭園
旧岩崎邸庭園は1896年(明治29年)に岩崎彌太郎の長男で三菱第3代社長の久彌の本邸として造られました。往時は約1万5,000坪の敷地に、20棟もの建物が並んでいました。現在は3分の1の敷地となり、現存するのは洋館・撞球室・和館の3棟です。木造2階建・地下室付きの洋館は、鹿鳴館の建築家として有名な英国人ジョサイア・コンドルの設計で近代日本住宅を代表する西洋木造建築です。館内の随所に見事なジャコビアン様式の装飾が施されていて、同時期に多く建てられた西洋建築にはない繊細なデザインが、往事のままの雰囲気を漂わせています。別棟として建つコンドル設計の撞球室(ビリヤード場)は当時の日本では非常に珍しいスイスの山小屋風の木造建築で、洋館から地下道でつながっています。洋館と結合された書院造りの和館は当時の名棟梁大河喜十郎の手によるものと言われています。床の間や襖には、明治を代表する日本画家・橋本雅邦が下絵を描いたと伝えられる障壁画などが残っています。現存する大広間を中心に巧緻を極めた当時の純和風建築をかいま見ることができます。大名庭園を一部踏襲する広大な庭は、建築様式と同時に和洋併置式とされ、「芝庭」をもつ近代庭園の初期の形を残しています。

旧岩崎邸庭園オフィシャルサイト
https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index035.html

開催概要
展覧会名 江戸東京リシンク展 −旧岩崎邸庭園でみる匠の技と現代アートの融合−
開催日時 2024年3月1日(金)〜3月10日(日) 午前9時~午後5時(入園は午後4時30分まで)
主 催  東京都・江戸東京きらりプロジェクト
共 催  公益財団法人東京都公園協会
会 場  重要文化財 旧岩崎邸庭園(東京都台東区池之端1-3-45)
入園料  旧岩崎邸庭園への入園にあたり以下の入園料が必要となります。
     一般 400円 65歳以上 200円
※小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料
※身体障害者手帳、愛の手帳、精神障害者保健福祉手帳または療育手帳持参の方と付添の方は無料

出展事業者
江戸うちわ・江戸扇子 伊場仙
江戸刷毛・東京手植ブラシ 宇野刷毛ブラシ製作所
江戸組子 建松
新江戸染 丸久商店
和太鼓 宮本卯之助商店
東京くみひも 龍工房
金唐革紙 金唐紙研究所(特別協力)

伝統産業事業者によるワークショップの開催
展覧会開催期間には、江戸東京の伝統を体感いただくことのできるワークショップも実施します。
申し込みは、旧岩崎邸庭園オフィシャルサイトにて2月7日(水)14時開始予定となっています。
※申し込みは先着順となります。

旧岩崎邸庭園オフィシャルサイト
https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index035.html

(1)ゆび組紐ワークショップ
【実施日程】 2024年3月2日(土) 各回定員8名
【実施時間】 1回目 9:30〜10:30 / 2回目 10:45〜11:45 / 3回目 13:00〜14:00 / 4回目 14:30〜15:30
【参加費】 3,000 円(入園料別途)
【参加事業者】 龍工房(東京くみひも)
※中学生以上の方が対象です。

(2)組子コースター作りワークショップ
【実施日程】 2024年3月3日(日) 各回定員18名
【実施時間】 1回目 10:00〜11:30 / 2回目 13:00〜14:30
【参加費】 3,000 円(入園料別途)
【参加事業者】 建松(江戸組子)
※中学生以上の方が対象です。

(3)和菓子・日本酒・酒器のトリプリングワークショップ
【実施日程】 2024年3月9日(土) 各回定員25名
【実施時間】 1回目 13:00〜14:00 / 2回目 15:00〜16:00
【参加費】 3,000 円(入園料別途)
【参加事業者】 榮太樓總本鋪(江戸菓子)、木本硝子(江戸切子・江戸硝子)、豊島屋本店(日本酒)
※20歳以上の方が対象です。酒気帯び運転、飲酒運転は法律で禁止されています。車、バイク、自転車でのご来園は固くお断りします。
※本ワークショップには、申込期限がございますので詳細は申込ページにてご確認ください。

旧岩崎邸庭園売店での商品販売
「江戸東京リシンク展」の開催にあわせ、都立庭園が造られた、江戸・明治の時代の背景・文化の理解に役立つように、都立庭園売店で江戸東京きらりプロジェクトに関わる商品を販売し、ご紹介を行う予定です。

Photo by GION