【四谷三栄】夏の履物・催事のご案内 2020年7月1日～

四谷に本店を構え、「履き心地が良い」として定評がある草履を制作、販売する四谷三栄。

着物が夏衣になる6月を前に、草履も夏向きの天然素材を使用した「パナマ草履」や、浴衣用に「桐の下駄」といった涼しげな履物が店頭に並び始めます。四谷三栄は本店の他、老舗デパートにも出店しており、松屋銀座と京王百貨店新宿店では工房が併設され、好みの台と鼻緒を選び、その場で職人さんには鼻緒スゲをお願いすることが出来ます。

７月１日からは、横浜高島屋にて、浴衣の時期に合わせた下駄の鼻緒スゲの実演が開催されます。暑い夏に向けてぜひ、自分仕様の涼しげな草履を誂えてはいかがでしょうか？外出がままらなない今だからこそ、少し気分を変えて日常の暮らしを楽しんで。

■横浜高島屋　―下駄の鼻緒スゲ　実演日程―
開催時期：2020年7月1日～7月28日までの期間で、水曜日、土曜日、日曜日、祝日を予定しています。
実演時間：11時～17時。

■四谷三栄 本店
住所：東京都新宿区四谷3-13
TEL：03-3351-2255　FAX：03-3351-1615
営業時間：11:30 – 17:00　
定休日：日曜・祝祭日、その他、臨時休業あり

■松屋銀座店
住所：東京都中央区銀座3-6-1　7F呉服売場
TEL：03-3567-1211（大代表）

鼻緒スゲ　実演時間　11:00 – 19:00

■京王百貨店 新宿店
住所：東京都新宿区西新宿1-1-4　６F履物名店
TEL：03-3342-2111（代）
TEL：03-5321-8154（直）

また四谷三栄は、パリのデザイナーとのコラボレーション商品も手掛けており、今年1月にロンドン・パリで開かれた「江戸東京きらりプロジェクト」のレセプションで洋装用の草履がお披露目され注目を集めました。

素材には、外国人好みの少し皺(しぼ)が残る牛革と、草木の繊維を使用した“しな布”を使用し、フランス人の足のサイズに合わせやや幅広に作られたソールにはコルクを用い軽さを追求しました。四谷三栄ならではの細やかな気配りと丁寧な手仕事から生まれる「履き心地が良い」草履は、海外の方にも大好評でした。

三代目の伊藤実氏は「履くためだけの草履ではなく、ファッション性の高い『ZORI』を作り続けていきたい」と常日頃より語ります。

左：アトリエ・ド・パリのデザイナー、ルーシーさん。右：四谷三栄三代目、伊藤実氏。